はなかなです。
わたしたちは、2019年11月に夫婦でオーストラリアへワーホリに行きました。
シドニーが好きで、住んでみたい!
という動機から、
少しずつ準備を進めてビザを取得し、
ワーホリに行きました。
念願のワーホリ、
最初は生活の基盤を作るのが大変で、家探し、仕事探しにアワアワしながらも、
ようやく落ち着いてきて、
よし!これから楽しむぞ〜!お金も貯めちゃうぞ〜!
ってなった矢先・・・
新型コロナウイルスによる世界的感染爆発が起こります。
街はロックダウンし、お店も閉まり、ステイホームを余儀なくされ
「いつ仕事はできるようになるのか?暮らしていけるのか?」
何もわからず、見込みも立たず、不安だけが募りました。
「このままシドニーに残る?それとも早めに日本に帰る?それはいつ?」
日本に帰るにしても、特に2020年の3月は帰国する飛行機の席が埋まって高騰し・・・
更に4月から1日2便、週14便あったフライトも週に3便程度に減便となることも決定し、
月末の料金表をみて驚愕、二人合わせて100万近くかかる日もありました。
そんなことは初めてだったので、本当にパニックでした。焦
日本大使館からは強く帰国を推奨され、
夫は飲食店、わたしは旅行業と、コロナの大打撃をモロに喰らってしまう業界。
お互いの仕事がどうなるかの見込みも立たなかったので、
「まぁ、こんな状況なら帰るしかないか!」と帰国を決意。
結局シドニーで過ごした時間は5ヶ月ほどでした。
でも、そこでした経験は本当に貴重で、
その後の自分の人生を大きく変えていきます。
ずっと憧れていたオーストラリアに旅行して、
ワーホリしたわたしたち夫婦の詳細な記録はこちら。
海外で生活するということ
海外で生活するってことは、
言葉も文化も何もかも違う環境に飛び込んで、自分の価値観を覆されること。
視野が広がること。
自分の小ささ、無力さを知ること。
世界の広さを知ること。
旅行などの短期滞在では得られることのなかった最高の経験でした。
なので、留学やワーホリのような海外体験は全日本人に推奨したいし、
みんなするべきだと思っています。
日本は世界的にも信頼度の高いパスポートがあり、
ビザの取得もしやすい好条件が誰もに整っています。
※ヘンリー・パスポート・インデックス(イギリスのコンサルティング会社)では
世界のパスポートランキングを発表しています。なかなか興味深いですね。
でも・・・
現実問題、日本人のパスポート保有率は20%前後。
参考:【外務省ホームページ】
特に2021年は20%を切ったと話題になっていました。
コロナウイルスの影響ももちろんあるだろうけど、
それにしても少ない。
「国外を目指さないのは、国が豊かだから」
フィリピン留学で先生に言われた、
「国外を目指さないのは、国が豊かだから」
という発言がめちゃくちゃ衝撃的だったのですが、
自分の周りを見てもまさにそれが理由だと思います。
なんの心配もなく、普通に一生日本で暮らしていけていたから。
戦後、日本は右肩上がりの成長を続け、
内需(国の中の需要)だけで十分成り立っていました。
でも、人口増加は2000年代で止まり、少子高齢化は進んでいく。
円安の影響も相まって「日本の未来は暗い」とみる人が多いと思います。
まぁ、こういうアップダウンを数十年のサイクルで繰り返しながら人類は前進していくわけで、
いまどの局面にいるのか?を把握して、適切な行動を取るということが大切だと思います。
わたしたちは旅行や仕事で東南アジア(マレーシア・ベトナム・インドネシア・フィリピン)に行って、
とんでもないスピードで成長をしている国の現状を目の当たりにしてきました。
そして、ワーキングホリデーでオーストラリアという物価の高い国で生活してみて、
改めて認識したことがあります。
当たり前だと思っていた日本の物価やサービスはかなり異質だということ。
高いサービスや商品の基準は要求するのにも関わらず、
値段を上げることに対しての許容のなさ、
「安い=正義」という考え方が当たり前にあること。
海外では、部屋のお湯が出なかったり、
ダルそうにレジで会計されたり、
30ドルもする食事が大しておいしくなかったり、
そんなのは日常茶飯事。笑
サービスでも商品でも、日本は安いのに品質が良すぎます。
もっと適当でいいし(笑)、値上がりも許容する社会にならなければ!
高品質なサービスにはしっかりお金を落とす。
「安いニッポンから海外出稼ぎへ〜稼げる国を目指す若者たち〜」
2023年2月1日放送のNHKクローズアップ現代で、
「安いニッポンから海外出稼ぎへ〜稼げる国を目指す若者たち〜」
という番組が放送されました。
ワーホリ=稼げる
というのは、一部の人たちの間では前から当たり前にあったのですが、
それがNHKの番組になるとは・・・
え!?こんなに給料もらえる国があるの!?って
知らなかったひともいるんじゃないかな?
円安でそれがより顕著になってきたんですね。
わたしが遭遇したこんな違法賃金の仕事をしない限り、
「物価が高い=給料も高い」なので。
違法賃金なのも、無理な値段設定で「安い」を売りにするから
やっぱり、「安い」を売りにするとどこかで搾取される人が出る悲しい例ですよね。
こういうきっかけでワーホリを人生の選択肢に入れる動きが
もっと活発になればいいなーと思いました。
海外生活は、1度は体験しておくべきです。
出稼ぎでもなんでも、海外で暮らすのは簡単なことではありません。
ある程度英語ができることは大前提だし、
教師や看護師、介護士などの専門職に就くことはさらに難しいです。
簡単な英語でも働ける、と考えられている歩合制の農場でも、
違法賃金だったとか支払いを渋られたとか、
農作物ですから1年まるっと仕事があるわけではありませんし、
もしものことが起きた時に対応できるだけの英語力は必須。
わたしたちのように住んでみたいとか、
その方が稼げるからとか。
動機はなんでもいいんですよね。
ワーホリきっかけで来たけど、その後、永住しているという日本人もたくさんいました。
こんなふうに、人生を左右するほどの海外体験。
31歳までの特権、働くことができるワーホリやっぱりおすすめだよ〜!というお話でした。
では。
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