【ワーホリ後】ワーホリ終了=人生終わった?→答えはNo!帰国後の仕事について

ワーホリ

はなかなです。

わたしたちは、2019年11月〜2020年4月まで、
夫婦でオーストラリアのシドニーへワーホリに行きました。

1年間のシドニーでの生活を楽しむつもりが、新型コロナウイルスの世界的感染爆発により、
残念ながらワーホリビザ満了前に帰国。
コロナのパンデミックがなければ、その後に何ヵ国か行きたいと思っていたんですが・・・
こればっかりは仕方ない。日本に戻ってまた働くことを選びました。

働いている方は、

仕事を辞めてワーホリに行ったとして、その後のキャリアはどうなるの?

と気になる人も多いと思います。

この記事では、

わたしたち夫婦がワーホリ終了後にどんな仕事についたのか?

を書いていきます。

帰国後のキャリア


ざっくりとワーホリ帰国からこの記事を執筆している現在までの経歴を

2020年04月 ワーホリを途中で切り上げて帰国
2020年05月 体調を見ながら家で隔離生活

・・・約5ヶ月間、夫婦で無職期間を楽しむ・・・

2020年10月 群馬で新生活開始 
       ※夫、仕事開始(正社員)

2021年01月 ※妻、仕事開始(契約社員) 
       ※夫、仕事を辞める

2021年05月 ※夫、仕事開始(正社員)

※雇用形態を教えてほしいというリクエストもあったので一応掲載しました。

予定外の帰国から日本での再就職までに考えたこと

帰国時のシドニー空港内はがらんとしていた

急遽決めた予定外の帰国だったため、
日本に戻ってからのことを準備する余裕もありませんでした。

なので、
まずは無事に帰って、休みながらゆっくり考えよう、と決めていました。

夫婦2人とも同時期に無職なんて今までなかったし、こんな機会は滅多にない!

お金の不安はもちろんあったけど、シドニーで稼いだお金を切り崩しつつ、
次に何するかのんびり考えよ〜!と思ってました。

休み期間でこれからのプランを考える


2020年4月に帰国し、
5月のGW明けまでの1ヶ月間はコロナや自分自身の体調をみながら過ごして、
その後、10月までの約5ヶ月間は仕事をしているとなかなかできないことに挑戦しました。

大学を卒業後、就職して休みなく走り続けてきた10年間。
夫婦そろってこんなにも時間があるのは初めてだったので、人生の夏休みのような時間でした。

◆夫の実家の農業に本腰入れて取り組む。
◆知り合いのりんご農家へ遊びに行って摘果を経験。
◆住んでいる長野から北海道まで車中泊しながら車で知らない景色を見に行く。
◆石川の和倉温泉や群馬の草津温泉に平日に行ってみる。

車中泊しながら大間・函館へ

などなど、「今までできなかったけどやってみたかったこと」

を少しずつ楽しみながら、消化していきました。

2人してぼちぼち仕事を探しながら、「これからどうしよかな?」
と夫婦で相談を重ねました。

2人とも実家は長野なので、いずれは長野に住みたいと思っている。
でもワーホリ前はオーストラリアの次もどこか他の国に行こうとも考えていたので、

それなら、今すぐ長野に定住することを決めなくてもいいんじゃないか?

と考え、県外に住むことも視野に入れて、仕事探しの範囲をもう少し広げてみてもいいか。
1回くらい長野じゃないところに住んでみても面白いかも?

という結論に至りました。

わたしも夫も旅行が大好きなので国内外いろんなところに行くのですが、
実は2人とも、生まれも育ちも長野県。

学生時代も含め、県外に住んだことがありません。

夫の実家がお米の兼業農家のため、
イベントごと(しろかき・田植え・稲刈りなど・・・)の時には戦力として参加する必要があるので、
沖縄とか北海道とか、極端に離れているとしんどいけど、接してる県ならどこでもいいか!

地元にはいずれ帰る、でも今はもう少し違う場所で暮らしてみる、というプランをたてました。

ということで、関東近郊から北陸、東海あたりまで仕事探しの範囲を広げました。

仕事をどうやって探したか

わたしたちは、2人とも地域の職業安定所(ハローワーク、以下ハロワ)で求職活動をしました。

転職サイトに登録してもよかったのですが、
それだと優秀な人と肩を並べなくてはいけなくなって競争が激しくなりすぎるのと、
ほとんどの仕事が首都圏に限定されていたこと(東京に住む気はなかった)、
大卒、院卒の学歴を持った人が対象で、弾かれると思ったので。

逆にいうと、首都圏で働きたい、学歴がある方なら、転職サイトでの転職をおすすめします。
いくつか登録して探してみるのがいいと思います。
地方でも、特化型の転職エージェントはあるのですが、
やっぱり首都圏に比べたら職種・求人数は圧倒的に少ないということは覚悟しておいてください。


ちなみにわたしは、過去2回、転職先もハロワで探しています。
ハローワークの中でなら、少しは良い人材として珍しがってもらえました。笑

大手の転職サイトで仕事を探している方、
地方で転職活動をされている方、
学歴にあまり自信がない方、
ハロワを覗いてみるのもおすすめですよ。

もし、すぐに仕事が決まらなくても焦らなくて大丈夫。
住み込みの短期のリゾートバイトという手段もあります。

インバウンドの需要や国内旅行の需要の高まりで、観光業は人手不足と聞きます。

「1ヶ月〜3ヶ月だけ働きたい」
「年末年始やGWだけお試しで働いてみたい」

などなど、多様な働き方が叶うリゾバ。コンサルタントさんに相談してみてください。
派遣社員ではありますが、条件を満たせば社会保険も支払われます。

短期の仕事や貯金にはもってこい。
ワーホリ前にわたしたちもリゾバ経験してます!

10代の学生さん〜40代のWワークの方まで、いろんな人と出会いました。
並行して転職活動を続けるもよし。
起業準備をするのもよし。

短期の手段としてはめちゃくちゃおすすめ。

妻:はなかな 再就職まで


わたしはまず、フルリモートの会社を探しました。

どこに住むかも決まっていないことや今後のライフスタイルの変化を考えて、
手っ取り早く始められるのは在宅の仕事だと思ったからです。


しかも、新型コロナウイルスの感染爆発の影響で
リモートを推進する企業も増えて、追い風でした。

それと同時に、
先の見えない情勢から新規採用を先送りする企業も多くあって、求人数は減っていましたが・・・

まぁ何かは見つかるでしょう。と割と楽観視していました。

英語を使えたらいいな、とは思ったけど、特にこだわりはなく、
面白そうな興味がある分野、会社の仕事でなんでも応募していました。

その最中、自分よりも先に夫の仕事が決まったこともあり、
これから住むであろう地域周辺で、リモート以外の仕事も探し始めます。

そして、子どもたちに英語を教える英会話講師の仕事を始めました。

コロナの影響で先行きが見えない中、
需要(子供に英語を学んでほしい)>供給(講師の数)だったこともあり、
英会話講師、塾講師、などが特に求められていた時期だったように思います。

教えるという仕事に興味があったこともあって、
未経験の仕事でなかなかハードですが、1歳〜中学生の子どもたちと楽しくやっています。

夫:やしんすき 再就職まで


夫は、ワーホリに行く前、会社員として、
中小企業のアパレルメーカーの購買担当を5年、海外営業を5年、
計10年同じ会社に勤務していました。

それがシドニーでクラフトビール醸造に携わったことで、
やっぱりもっとこの業界に携わりたい!という思いが強くなって、
以前のキャリアより、そちらを優先させることにしたようです。

ハロワで仕事を探していたのですが、
偶然、知人が群馬に遊びに行った時に
クラフトビール醸造スタッフ募集中の会社を発見して、連絡をくれました。

そこから応募し、オファーをもらったので、
ワーホリ終了→帰国から約半年後の2020年10月に長野のお隣、群馬に引っ越ししました。

面接では 飲食+醸造に対する知識を聞かれ、ワーホリ中の経験を話しました。

この経験談と知識が決め手になったと仕事を始めてから教えてもらいました。
ワーホリ後の就職に困るという話はたまに聞きますが、
結局大事なのは、

英語力だけでなく、どんな仕事に取り組んできたか。
どんな事ができるのか。

自分の経験を自信をもって話せることです。

業務は、飲食店のオペレーションをしつつ醸造作業で、ワーホリの時の仕事と近い内容でした。

しかも海外への進出も考えているというので、おもしろそう!と可能性を感じていました。

入社当時は醸造設備と酒造免許がまだ準備段階でクラフトビールの醸造は始まっておらず、
実質飲食店のオペレーション業務を行っていました。

自分で選んだクラフトビールやサイダー、ワインを提供しつつ、
地域密着のお店なので、いろんな人と会えたり外国人のお客さんと英語で話すのは楽しかったみたい。

しかし!!

事業立ち上げ時期ということで信じられないくらい忙しく、
業務は山積み、なのに人手は足りず・・・
睡眠時間や休日も返上で働き、心身ともにボロボロになっていきました。
そんな姿は、そばで見ていて辛く、
あまりにも過酷すぎて、やりたい仕事だとしても長く働いてほしいとは思えませんでした・・・

夫は、まだやりたい仕事が始まっていないのに辞めるのか・・・?と
悩んでいましたが、区切りをつけ、試用期間の3ヶ月のうちに辞職の申し出。

そこからまたハロワへ行き始め、別の仕事を探しました。

英語を使い続ける仕事がしたかったので、海外とのやり取りの業務がある仕事を探し、
現在の仕事、メーカーの海外購買担当をやっています。

主にアジア圏やヨーロッパ圏の取引先と英語を使っての業務。
出張にはいけませんが、オンラインミーティングで直接話す機会があったりと
英語力を今もブラッシュアップしながら仕事をしています。

ワーホリ中は日本で培ってきた経験はとても役に立ちました。
帰国後、飲食の仕事でも、現在の購買の仕事でも、今度はワーホリ中に仕事で経験した、
それまでと違う環境で自分の力を発揮できるようにどうやって取り組むか考える力や、
お客様との会話の経験で積み上げてきた営業力やコミュニケーション力など

経験した事が総じて役に立っています。

ワーホリ帰国後 人生終わった?

「ワーホリ 帰国後」というワードでググると、真っ先に「人生終わった」なんて出てきます。

これには、わたしたちは声を大にして「NO」と答えたいです。

ワーホリに行ったらキャリアが途切れるのではないか?
帰ってきて仕事は見つかるのか?
不安に感じる方も多いのは事実だと思います。

もし帰国後、わたしたちのように何も仕事していない空白期間があったとしても
その時に、何をして、これからどうしていきたいか?
を考えることが大切だと思います。

実際、わたしたちは希望した仕事ができているし、
ワーホリを終えて帰国した知り合いや友達でも、仕事がなくて困っているという話は聞きません。

会社員として働く、自分で起業するなど、
いろんな選択肢があるので心配しすぎなくても大丈夫です。

大事なことは自分の頭でどうしたいかを考える
それを堂々と語ることができれば、不利になることはない

というのがわたしたちの考えです。

みんなと同じように働いてないと不安な気持ちになることは確かにあります。
でも、今の時代、人と違うことは価値です。こうして発信にも役立っていますし!

何より、

「何があってもなんとかなる。シドニーにいた時に比べれば日本語だし。」

と思える強靭なメンタリティと楽観性が身につくので、全然大丈夫です。笑

外国であんな大変なことを乗り越えたのだから
未経験の仕事でもなんでも、これから先なんでもできるな〜と思っちゃいます。

むしろ、「海外で英語を使って働く」という経験をして仕事しているのだから、
普通に考えてめちゃくちゃパワーアップしていますよね。

この記事がチャレンジのきっかけ、不安を抱えている人の突破口になれば嬉しいです。

「ワーホリ帰国後 人生終わった」なんてことはありませんから。

では!


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