僕らのワーキングホリデー

ワーホリ

やしんすきです。
とっても久しぶりのブログ。
ワーキングホリデーへ行くまで更新していましたが、あれから早くも3年。

無事にワーキングホリデーでオーストラリアを訪れた僕らのエピソードをこれからブログに残していきたいと思います。

これからワーホリでオーストラリアへ行く方、なかなか決心できず行こうか悩んでいる方へ、一歩を踏み出すきっかけを僕らのエピソードから作れれば嬉しいなと。

僕らのきっかけは新婚旅行で出会った世界の人々でした。

きっかけから出発まで

2019年11月
準備期間を経て僕らはワーキングホリデーへと出発。
僕らが選んだ場所はシドニー。

新婚旅行でオーストラリアを訪れ、翌年2017年にはシドニーへ再度旅行へ行きました。
この2回の旅行が僕ら夫婦にとっては人生を変える旅といっても過言ではないくらい貴重な経験でした。

オーストラリアへ訪れようと決心したのもこの2回の旅行が決め手でした。
初めてオーストラリアを訪れた新婚旅行では最初にケアンズから入り、エアーズロック、シドニー、メルボルンと4か所を数日間ずつ滞在し、オーストラリアでの人々の暮らしぶりや雰囲気を感じてきました。

実は海外旅行をするのがこの時が人生初めて。
当時は仕事柄、東南アジアへは出張で割りに頻繁に訪れていましたが、海外へプライベートの旅行で行くのは初めてという事もあり、滞在中の時間を全て自分の好きなように過ごせるのは楽しくてしょうがなかったな。


価値観を壊されたエアーズロックでのディナー


ケアンズで4泊してから、エアーズロックへ国内線で移動。
その日は Field of Light Uluru のディナーコースへ参加。

※Field of light – 幻想的なイルミネーションでとてもきれいです。興味のある方はコチラを見てみてください。

<Field of light – カメラの使い方を良く知らないまま撮ってブレっブレになった写真はいい思い出>


ディナーの時は参加者が分け隔てなくランダムにテーブルを囲い一緒に食事をしたのですが、その時偶然にも僕ら夫婦が座ったテーブルは世界のいろんな場所から滞在している方々が一緒の席になりました。


中国から旅行できている方、イギリスから夫婦で休みをとりニュージーランドにいる息子夫婦に会いに来てる途中に旅行でオーストラリアに来た方、はたまた国内からはシドニーから一人で旅行にきた御年80歳すぎのパワフルなおばあちゃん、そして日本からハネムーンで来ている僕ら。


そんな中で一緒に食事をしながら話をしてみると、イギリスからきていた夫婦にこんな質問をされました。

イギリス人夫婦:「ハネムーンで来てるのか?どれくらいこっちにはいるんだい?」

僕ら夫婦:「僕らは仕事を11日間も休みをとって、ハネムーンにきてるんだ!」

イギリス人夫婦:「11日間だけだって?!ハネムーンにしては短すぎるよ、もっと休みを取れないの?僕らは最低でも1ヶ月くらい取るけどな。僕は会社の経営者だけど、休みは休みで自分の人生なんだからしっかり取るよ。もちろん仕事をそんなにする必要がないというわけじゃなくて、仕事は頑張ってやるんだけど、休むときは休む。人生楽しまなきゃな。」


この夫婦との会話が僕にとってはとても衝撃的で、ハンマーで殴られた様な、これまでの僕の偏った価値観を一発で壊してくれた瞬間でした。

当たり前なんだけれど、日本の普通は必ずしも世界の普通ではということを改めて実感した1時間。

それからというもの、このまま同じ会社・同じ場所で常識を疑わず、変わらず日々を過ごしているのはなんだか人生の愉しみ方を知らないままでいることになるんじゃなかろうか…

直感的にそんなことが頭の中でぐるぐると回り続けました。

決して会社が嫌でしょうがない、とか仕事がつまらなくて会社に行きたくないという思いは当時全くなくて、むしろありがたいことに会社では新事業の海外向けの営業をやらせてもらい、やりがいもある内容で、いい経験ができていました。

ただどうしてもあの夫婦の言ったことが頭から離れない。

そのディナーで同じテーブルにいた80歳過ぎのおばあちゃんだって

「国内にいながらエアーズロックに来たことがなかったから、一度はみたくて今回初めて来たのよ。」

なんて言っていたし。人生愉しむを体現していたよな。


翻ってそれまでの僕はといえば、典型的な言い訳しがちで凝り固まった価値観を持っていました。

「いやぁ、会社辞めたら次の仕事探すの大変だから同じ職場にずっといる方がいいじゃん。」
「それ、ちょっと難しくない?そんな簡単にできるわけないじゃん。」
「毎年海外旅行してる人ってなんでそんなに旅行できるんだろう?羨ましいなぁ。」

なんて…
ぼやいたり、不満を口にしていました。
今思えば自分では何も動かない、完全思考停止状態。


それが、この時のディナーのテーブルで出会った人たちの言葉がまるで呪文のように頭から離れなくなり、僕の中にあったネガティブマインドを壊していきました。

そして大学へ入学する前の気持ちを思い出しました。


「海外で暮らしてみたかったんだよな。高校の時なんか留学するか迷ってたじゃん、そういえば。」

そんな当時、留学以外の方法ってあるのかな?と思って調べる中で発見したワーキングホリデーの制度がポッと頭に浮かんできました。

「ワーキングホリデーは確か30歳まで、今動かなかったら絶対後悔するよな。このままでいいのか…?いや今しかない。」

ハネムーンに行ったのは12月、帰ってきてから1週間くらいであらためて旅行の余韻に浸りながら夫婦で忘年会。
その時にちょっと恐る恐る妻に話をしてみることにしました。



「海外でちょっと暮らしてみたい。留学で短期間ていう方法もあるけど、やっぱり現地で仕事しながら暮らすワーキングホリデー行ってみたい。」


今となってはハッキリとは覚えていないけど、妻も当時の仕事を続けることに何か不安があった時期で、この時二人でワーホリへ行くこと決意しました。

決心とシドニー再訪



ゆっくりとではあるけどワーホリについて調べたり、海外生活をしている人のブログや本を読んだりする中で海外生活への期待が膨らんでいきます。そんな中、住みたいと思った場所は下見をした方がいいという情報を見て、もう一度オーストラリアへ旅行してみることに。

翌年の2017年の11月、僕らは再度シドニーを訪れました。

オペラハウス周辺のハーバーをふらふらしたり、中心街CBDをウロウロしたり、ブルーマウンテンズ国立公園を訪れたりとシドニーの様子を再度確認。


観光地でありながら、日曜は休んでいるお店があったり、営業しているけど日曜日だから休日のチャージ10%を料金に上乗せしていたり、街全体が週末と働く日をしっかりと意識している様な印象を受けて、なんだかそのシステムが妙に僕の中では腑に落ちて、さらにシドニーに対して好感を持ちました。

日本のいいところはなんでも決まった通りに実行されて、お店はいつでもやっていて便利なところ。
しかしその反面、サービスを提供する側は忙しなく、良いサービスをするのが当たり前という潜在意識が根付いています。
どこもかしこもサービス業は日曜日も営業しているのが当たり前、常にどこでもいいサービスを受けるのが当たり前という日本の常識に過剰だなと違和感を覚えていた僕にとって、なんだか居心地の良さを感じたのをよく覚えています。

下見をする旅行で僕らは最初に訪れる場所はシドニー以外には考えられない。
という状態になっていました。


これが2017年の11月のこと、それから少し時間はかかりましたが2年後の2019年11月、僕らはついにシドニーへ向けて出発しました。


この時は、パンデミック直前。数か月後の世界的な大混乱を知る由もなく。

ワーホリ終了後に観光ビザでオーストラリア国内を回れればいいなと夢見ながら、
僕らのワーホリはシドニーへ出発してスタートしたのでした。


今考えても新婚旅行は人生における一つの大きなターニングポイントになったことは間違いありません。

もしワーホリ行こうか悩んでいるの方がいるのであれば、僕らは迷わず行くことをお勧めします。
迷っているという事は少なからず行きたい気持ちがある事だし、行かずに後悔するのは何よりももったいない。
パンデミックで行けなくなった人も多いはずだから、行ける環境にあるのであれば迷わず行って、失敗だと思ったらその時は帰ってくればいい。
僕らも結果的には滞在5カ月間という短い期間でしたが、その期間でもたくさんの人と出会い、濃い経験をすることができ、振り返れば人生の中においても特別な時間を過ごせた期間でした。
心から行ってよかったと思っています。

The world is your oyster, いつだって人生を愉しむか否かは自分次第。

それでは今日はこの辺で。


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