やしんすきです。
海外でトラブルはつきもの、なんてよく言いますが渦中にある時は肝を冷やすものです。
ワーホリへ行くまで海外出張・旅行、フィリピン留学などそれなりにトラブルに見舞われてきていたので、ちょっとやそっとじゃ動じないだろうなんて思ってオーストラリアでの生活を始めたのですが、やっぱりちょっとしたトラブルでも焦るものです。
まず今回お話ししたいのは
クレジットカードは渡航前に何枚か用意して持っていきましょう。
っていうお話と、
それぞれのカードの海外キャッシングの枠は必ず事前に確認しておきましょう。
っていうお話しになります。
僕らの見舞われたトラブル経験をこれからワーホリや海外旅行を考えている人の準備に役立つ失敗談になればなと思います。
クレカでの失敗:賃貸契約のデポジット振込日に起きた事件
シドニーへついてから最初2週間はAir BnBと街中のホステルと郊外のビジネスホテルで過ごしながら僕らの活動拠点(住まい)となる物件探しをしておりました。
日本でもそうですが、物件探しは家賃と場所と部屋の状態のバランスを考え自分が納得できる着地点へ落とし込むっていう感じですよね。
海外初生活での生活拠点であり、家賃は毎週の固定支出になるので物件選びは慎重になります。
しかも初めての海外での賃貸契約ともなるとインスペクション(物件の下見)も何件もまわって比較しないと良し悪しが分からない。
ということもありまずはネットで情報収集しながら何件もインスペの予約を入れました。
物件探しについてはまた別の記事で紹介しますが、まだ到着したばかりで仕事面やお金面での不安もあったので極力家賃を抑えられる場所を探しました。
物価が高いことで知られるオーストラリア、シドニーともなれば高い国の物価がトップクラスに高い街です。
そんなこともあり、最終着地でも週AUD330の部屋、日本だと家賃月12万といったところでしょうか。
部屋にはベッドが一つとテレビとシャワーがある8畳くらいの部屋に住むことにしました。
雰囲気もそんなに悪くなくて僕らなりに狭いけど結構いいじゃんとホテル暮らしをようやく脱せれるとなんだか初めて一人暮らしをする大学入学時の気分に近い心持だったのをよく覚えています。
最初は、家賃高い、本当にここで生活していけるのか…
なんて思っていましたが、実際に働き始めると給料の水準も高いので切羽詰まる事はなく過ごせました。
何件もインスペに行きましたが、最終的にこの場所に決めて家賃の交渉もしてホッと一息。
後の住まいとなる部屋へインスペに行き、住まいを決めた日のインスペ後、ダーリングハーバーにあるオープンエアーのレストランで祝杯ともいえるローカルのビールとサイダーで乾杯をしました。
そこは以前旅行で訪れたことのある場所で思い入れもあり、喜びはひとしお。
家を決めると、なんだかこれからいよいよ生活が始まるんだというのが実感として湧いてきてビールが沁みること。
数年の準備期間を経てのワーホリ生活のスタートにことあるごとにいちいち感動していました。
「ビールが美味いっ、いよいよ人生の新しいチャプターがスタートするなぁ」
と喜んでいるところにさきほどインスペしたエージェントから妻へ電話が、
僕は仕事がきまり働き始めていたので、仕事中は電話に出れないケースが予想されたので妻の電話番号を伝えていました。
電話で話すと契約内容について確認が必要だからメールで送るね、あとデポジットの振込もよろしくね。
との事。
「オッケー、じゃあ確認して振込するよ。」
とそれから起こる悲劇を知りもせずにこの時はビールを楽しんでいました。
【悲劇】クレカ海外キャッシング枠がない?更に路面ATMにクレカを吸い込まれる
翌日、契約書を確認してサイン、デポジットを振り込むために現金を用意することに。
おおよそ$1000くらいだったのですが、渡豪する際にキャッシュで持ち歩きしたくなかったので現金は必要最低限(確か7万くらいしか用意しなかった)であとは基本クレジット決済で、AUDは働き始めてから現地口座にためていけばいいかという割と楽観的な考えでいました。
なので、キャッシュはとりあえずクレカのキャッシングで借りようってことでとりあえず銀行のATMへ。
僕のメインのカードは前職の仕事柄、海外出張も年に数回あったので航空事故の保険もかけている航空会社系のJCBカード。
いざATMでキャッシングをと思いカードを入れてみる…
何度やってもできません…
「キャッシングに対応していない!? なんで!?」
「キャッシング枠は全然余裕あるはずじゃ!?」
??の連発。
後日確認すると、国内のキャッシング枠と海外のキャッシング枠は別管理で事前申請が必要との事が判明。
ただの事前調査不足でした。
しょうがない。
カード1枚しか持っていなかったらしょうがないじゃすみませんので、
これからワーホリ行く方は海外キャッシング枠は渡航前にしっかり確認しておきましょう。
気を取り直して、サブカードの楽天カードを。
「楽天カードマーン!!」
見慣れたシルバーのカードをATMへ入れていく。
さすがにこっちはVISAカードだし大丈夫だろう。とたいして気にも留めず画面を操作しようとすると。
「あれ…なんだ…このカードもキャッシング対応していない…?」
「しょうがないな、とりあえず取引終了!」
この時点ですでに普段使いのカード2種がつかえず結構焦っている。まさかここにきてキャッシュ用意できない事態があるのか?と静かにパニック、頭の中をそんな考えがぐるぐる、妻に悟られない様にと思っていると…
「あれ?カードが出てこないな…まさか、これは…」
この瞬間、僕の頭の中では静かに事態を悟っていました。
海外のATMトラブルでよく聞くATMがクレカを吸い込むってやつです。
「おい、ATMよカードを早く吐き出せ!あかん!」
「あかぁぁぁーん!」
ATMが僕の楽天カードマンを吸い込んだまま、あたかも何もなかったように初期画面に戻る。
まるで事故のように一瞬の出来事でした。
何度もネットで見たことありますよ、街のATMにカード吸い込まれましたっていうの。
まさか自分の身に降りかかるとは、完全に油断していました。
そしてこうなってしまうとカードを取り戻せない場合が多いというのも知っていた。
しかし、そう簡単に諦めてたまるかと思いそのATMがある銀行の窓口で事情を説明。
優しいお兄さんが対応してくれましたが…
「銀行では開けられないんだ、次ATMのチェックに来るのは週末だからそれまで待ってもらう以外、今は何にもできないよ。来てもカードを取り戻せるかどうかも分かんないんだけどね」
と一蹴。
はい試合終了。
調べてみると同じケースでカードを取り戻した人もいらっしゃるみたいですが、プロセスが非常に面倒くさい。仮に日本で同じことが起きたとしても面倒くさいんだから、こんなことは起きないにこしたことはありませんね。
この時の対処法は別の記事で紹介したいと思います。
使ったことがなかったサブのクレカに救われる
海外キャッシング枠が使えなくても、カードがATMに吸い込まれてしまっても、
賃貸契約デポジットのキャッシュは用意しなければなりません。
何とかしなくてはと思い、近場で他に信頼できるATMがある場所を窓口のお兄さんに再度聞いてみる。
どうやら道を挟んですぐ向かいに Commonwealth bank があるらしい。
Commonwealth bankと聞いてピンと来ていなかった僕らにロゴのマークを書いてくれて教えてくれました。
なんて優しいんだ、その優しさでクレカを取り戻してくれませんか?
と言いたくなる気持ちは抑え教えてもらった銀行へ。
幸いにも渡航前在職中にワーホリに向けてカードを他に3枚ほど作っておいたので、
この日はサブカードをもう2枚持ち歩いていました。
※なんと全部で5枚もクレカを用意してワーホリへ臨んでいました。
頼むぞ、と思いながら3度目の正直。
日本では一度も使ったことがなかったMUJIカードをATMへ。
引き出したい金額を入力すると…
ATMが動く音…お札をカウントして…
無事に引き出せました。
幸いにも賃貸契約に必要なデポジットをクレカの海外キャッシングで用意し振込みを完了。
何とか無事に賃貸契約終了。
本当にカードが吸い込まれ焦りましたがメインのカードじゃなくてよかった。
これでひとまず安定したワーホリ生活をスタートできる。
渡豪して早々にクレジットカードを1枚ATMに吸い込まるというトラブルでしたが、
サブカードを何枚か用意していたおかげで救われました。
まさか日本で一度も使用したことがなかったカードに救われるとは。
今回クレカが吸い込まれたのは銀行に付属の路面にあるATM。
出張や留学しているときは路面のATMは危なそうだなと思い全く使っていなかったんですが、
銀行についているところなら大丈夫だろうと油断した矢先の事件でした。
油断大敵でした。
結論:渡航前にサブクレカを作り海外キャッシング枠は確認すること
これからワーホリを考えている方、僕らみたいなトラブルにならないように。
渡航前に必ず何枚かクレジットカードを作っておく。
クレジットカードの海外キャッシング枠はいくらまで使用できるのか事前に確認しておく。
特に到着してから住む場所を探して賃貸契約をする際はまとまった金額を振込するケースが多いので、キャッシング枠がどれくらいあるのか把握しておくのは大事です。
僕らはワーホリ行くまではクレカを複数持つことには抵抗がありましたが、海外でキャッシュを持っていないときには頼りになることは事実ですし、この時は本当にサブを持って行ってよかったと感じました。
ワーホリへ行くことを決めてから僕らはカードの審査が通りやすい在職中にサブのクレカを数枚作りました。
その際はハピタス経由で作成。クレカ作成を考えている方は下のリンクからどうぞ。
ハピタス何ぞや?という方に、ちょっとだけハピタスのメリットを紹介します。
クレカを作る時にカード会社でキャッシュバックがあるのは結構普通ですが、ハピタス経由で作成するとハピタスのサイトでもポイントが付きます。
つまりカード会社キャッシュバック+ハピタスのポイントの二重取りができます。かなりお得。
ハピタスポイントは現金、T-POINT、Amazonギフト券など日常生活で使用できものに変換ができるのでとてもありがたい。
僕らは最終的にポイントでトータル数万円は入手しました。
カード作る必要があってどうせ作るならポイントサイト経由でしっかりポイントを稼ぎましょう。
ちなみにホテルの予約やオンラインショッピングなどもハピタス経由で行えばポイントがつくので、普段使いでもポイントを入手できるポイントサイトなんです。
ワーホリ準備中の方は要チェックです。
ハピタスに登録して、ハピタス内でクレジットカードで検索をかければ色々なカードが出てくるのでその中から自分に合ったものを作成しましょう。
今回はクレジットカードがATMに吸い込まれたというお話しでした。
みなさんも気をつけて下さい。
では。
コメント