はなかなです。
お!っと思って手に取る。
なんかいいじゃん!って題名にひかれて買う。
そういう偶然の出会いがあるから、本屋でウロウロするのが好きです。
たまたま手に取った本がその日発売日だったという、未知の体験をして。
すっごく面白かったから感想を。
ホリエモンって、今はすごく面白くて好きなんですけど、
少し前までは、
金の亡者で、マスコミで過激な発言を繰り返して、
一時期フジテレビを買収しようとして、
いろんな人を敵に回して、何故か逮捕されて、
長野刑務所に入れられてた人。
って思ってたくらい。
全然いいイメージなくて、本読んでみようと思ったことなかった。
『なんで学校に行かなくちゃいけないんだろう?』
『学校で学んだはずの知識が役に立たないのはなんでだろう?』
『これからどうしたらいいんだろう?』
自分が漠然と抱えていた不安を、モヤモヤを、違和感を、
的確に言語化してくれてた。
彼はよく、『誰にでもできることしかやってない』というけれど、その通りだと思う。
少し意識を変えればみんなができること。
その『意識』を変えるのが1番難しいんだけど。
人って、これまでの経験やそこで得た感情が集まって『自分』を形作ってる。
だから表面的に議論する前に、
根本にある問題に気づきましょうよってこと。
今の状態は自分のせいでなくて教育のせいだけれど、
教育という洗脳から解き放たれることが必要。
インターネットがある今の時代に生まれて、
みんながこれから楽しく、自由な人生を送れる可能性がある。
それまでは結構閉塞感しかなくて。
身内や友達と話していたってこれからどうなるんだろう?
っていう暗くてどんよりした気持ちが蔓延してた。
今自分は可能性に満ちたオモシロイ時代に生きている!
生きていてよかった!やってやる!
ってどんどん前向きになれる一冊。
学校になじめなかったり、
自分が抱えてるもやもやの正体を知りたかったり、
今の働き方に疑問を持っている人。
超オススメ!
いや、ほんとに、今の時代はこんな生き方もできるんですね。
自由な人生を手に入れる教科書
今日はこのへんで(^^)/
興味ある人だけ、以下ネタバレだけど自分なりにまとめたので、どうぞ!
「すべての教育は『洗脳』である」という題名通り、
教育機関である『学校』が諸悪の根源としている。
産業革命時代に登場した『学校』は、国が正常に回るよう、
その国家での常識を植え付け、読み書き計算を教え込み、
指定された場所に毎日通い、決められた時間割をこなす国民を育てた。
それはつまり、従順な労働力を量産すること。
国が栄えていくための必須条件だった。
その時代は、確かにそのやり方で文化は急速に繁栄した。
それから200年余り。
時代は変わっているのに『学校』の制度だけが変わらないのはおかしい。
今の『学校』は、従順なサラリーマンを育成する機関として存在する。
「みんなと同じように・・・」
「既存の輪・レールから外れるとこんな恐ろしいことが・・・」
「どれも普通にできることがいいこと・・・」
という『洗脳』として今を生きる人々の潜在意識に刷り込まれている。
そんな『国にとって理想的な国民』を育成するための洗脳なんて現在にはもう必要ない。
インターネットが登場したからだ。
オーストラリアの友人と、翻訳ツールを使いながらメールでやり取りする。
韓国の企業が提供するオンラインサービスを利用する。
国と国との線引きが曖昧になっているのだ。
インターネットがもたらしたものは国境の消滅だと考える人は多いが、
そこからもう一歩進めば、国家の消滅が見えてくる。
自分は日本人であると自覚する瞬間はあっても、
『日本人だから~できない』ということは確実に少なくなっているから。
『国家』や『国民』に昔ほどの価値はない。居場所なんて自由に作り出せる。
『そんなことできない』と思っていることが、『学校教育』に『洗脳』されている証拠だ。
終身雇用が前提の社会で、いい大学を出て大企業で働き、
その職場で結婚相手に出会い、子供をつくり、マイホームを建てる・・・
こんなルートが1番の正解で幸せなものと信じ込まされていた。国によって。
いま、各個人が幸せだと感じることはもっと何通りもある。
ワンパターンの正解がなくなったから、これからは、頭を柔らかくし、自分が楽しいと感じることに没頭しよう。
そこから未来の仕事が生まれる。
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